ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートンという私の好きな二人の俳優の共演という事で、楽しみにしていた映画『ストーン』を観ました・・・が、ちょっと期待はずれでした。
ロバート・デ・ニーロ演じるジャックは定年間近の仮釈放管理官。そしてジャックが担当する受刑者、通称ストーンを演じるのがエドワード・ノートン。ストーンは、放火により祖父母を殺害した罪で服役しているのだが、自分はもう十分罪を償ったとジャックに訴え、仮釈放を強く望む。
仮釈放を確実にしたいストーンは、妻ルセッタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にジャックに近付くよう命じる。美しいルセッタの誘惑に負けたジャックは、ルセッタと関係を持ってしまう。一方、ストーンは刑務所の図書館で見つけたある宗教のパンフレットを手にした事で、その教えにある“音”を聞くことに没頭し始める・・・。
真面目な仮釈放管理官のジャックが、担当する受刑者の妻と関係を持ってしまったことから、危険な立場に立たされるというのは、予告映像から大体想像がついていました。ところが、そこから手に汗握る展開になるだろうという私の期待は裏切られてしまいました。
あんなに仮釈放を望んでいたストーンが新興宗教にのめりこみ始めたことで、まるで悟りをひらいたかのように穏やかになり、仮釈放に執着しなくなってしまい、何だか釈然としないままエンディングを迎えてしまったという感じ。せっかくの豪華キャストだったのにもったいない。もっとロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートンの対決を見たかったなぁ。
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