キム・ベイシンガー、ダニー・デヴィート、ティム・ロス、フォレスト・ウィッテカー、レイ・リオッタなど個性的な面々が顔を揃えた映画『ザ・ゲーム』を観ました。いつも通りTSUTAYA DISCASでレンタル。“新作”とあったのに後で調べたら製作は2006年。どうやら、最近になってようやくDVD化された作品ということらしい。そういえば、こういう映画があるって聞いたことなかったなぁ。ひょっとしてつまらないんじゃないかと観る前から若干テンションが下がってしまいました。
ギャンブル依存症の女流作家キャロリン(キム・ベイシンガー)、同じくギャンブルから足を洗えず借金を繰り返す配管工クライド(フォレスト・ウィッテカー)。そして、カジノの客にマジックを見せて小銭を稼ぐ手品師ウォルター(ダニー・デヴィート)に、ノミ屋のヴィクター(ティム・ロス)・・・これら様々な登場人物の人生が交錯した時、事件が起きる。
キャロリンは夫(レイ・リオッタ)や娘には喫茶店で新作の執筆作業をしていると嘘をつき、一日中カジノに入り浸っていた。ギャンブル依存症のキャロリンは、家の貯金をほとんど全部使い果たしてしまい、追い詰められていた。そんなキャロリンに声をかけてきたのが手品師のウォルター。やがて二人は一発逆転を狙って人生の大勝負に出る。
一方、クライドもギャンブルの借金が膨らんでどうにもならない状況に陥っていた。そして、とうとうプロのスカウトも注目する大学バスケの花形プレーヤーである弟に八百長を頼んでしまう。
一見つながりのない登場人物たちが、実は一本の線で繋がっていて、一人の決断が他の人間の運命を大きく変えていく・・・という、よくあるストーリー展開。確かにこの内容では特に目新しいところもないし、話題にならなくても仕方ないかも(汗)。ダニー・デヴィートやティム・ロス、フォレスト・ウィッテカーなどの名脇役の演技は渋かったけれど、作品全体にやや盛り上がりに欠ける。ただ、登場人物が多いわりに上手くまとまっている。こういうストーリーだと、最後は収拾がつかなくなったりすることもあったりするんだけど。
とにかく、男は繊細で女はしぶとい。転んでもただでは起きないのは、やはり女なのでしょうか。
それにしても、高校生の時、英語の先生に薦められて観た映画『ゲッタウェイ』(ただし、先生が薦めたのは古い方の『ゲッタウェイ』だったけど)ではあんなに美しかったキム・ベイシンガーが、いつの間にかこんなに年を取っていたなんて。まあ、そりゃそうか。私だってもう女子高生じゃないし。
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