『ハート・ロッカー』は、第82回アカデミー賞であの『アバター』とともに注目を集めた映画。
ワイドショーでは映画の内容というより『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督と『アバター』のジェームズ・キャメロン監督が元夫婦だという話題がほとんどだったような気がしますが・・・。
どちらかというと戦争映画ってあまり好きではないのですが、なぜか『グリーン・ゾーン』、『ハート・ロッカー』と続けて観ることになりました。DISCASのリストに入れていたから送られてきたんですけどね。
イラクで活動する米軍爆弾処理班のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)とエルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)は、爆弾処理の最中に目の前でリーダーを失う。
新たなリーダーとして二人の前に現れたのはウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)。現場に出たジェームズはサンボーンの指示に従わず自分勝手な行動を繰り替えす。怖いもの知らずで死をも恐れていないかのようなジェームズの行動に不安を覚えるサンボーンとエルドリッジ。
しかし、ジェームズの爆弾処理技術の高さには一目置くようになり、三人の間にチームとしての絆が芽生え始めたと思った時、事件は起きた・・・。
戦場での爆弾処理という超がつくほどの緊張を強いられる任務に就いているのに、一人チームワークを乱すジェームズの存在は、行動を共にしなければならないサンボーンやエルドリッジにとっては、まさに恐怖としか言いようがないのでは。
任務を終えて無事アメリカに帰国したいと願う二人と違い、ジェームズは戦場という危険な場所で命を賭けるという刺激のとりこになっている。ラストシーンを見た時は、ジェームズにはやはりこういう生き方しかないのか・・・と思い、複雑な気持ちになりました。
アカデミー賞作品賞受賞は伊達じゃない・・かも。少なくとも『グリーン・ゾーン』よりは重厚感があったように思います。
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