プライドアンドグローリー

プライド&グローリー [DVD]

久しぶりに見応えのある骨太な映画を観た気がします。

私の好きな俳優エドワード・ノートン主演の『プライドアンドグローリー』。ジャンルで言うと、刑事もの?

エドワード・ノートンが演じるのは、父も刑事、兄も刑事、そして義弟までもが刑事という刑事一家にあり、自らも刑事であるレイという男。

レイは過去のある出来事が原因で今は一線を離れている。私生活でも妻と上手くいっておらず、ボートで侘しい一人暮らしをしている。

そんなある日、レイの義弟ジミー(コリン・ファレル)の部下4人が銃撃されるという事件が起きる。

父の勧めもあり、事件の捜査に加わることになったレイ。地道な調査で現場から逃亡したのは麻薬の密売人であることを突き止める。

警察組織の中に内通者がいると気付いたレイは、署長である兄フランシス(ノア・エメリッヒ)に忠告をするのだが・・・。

実は悪事に手を染めているのは、他でもない義弟ジミーであるということは、映画が始まってすぐに分かります。刑事仲間でもあり、妹の夫であり可愛い甥っ子、姪っ子の父親でもあるジミー。それでも、レイはジミーのことを見逃すことは出来ない。
かつて組織の為に嘘をついた事を後悔するレイは、今度こそ刑事としての自分の信念、正義を貫こうとします。

ところが、父(ジョン・ボイド)と兄は組織のため、妹家族のため、そしてまた自分の保身のために裏切り者の存在から目をそらそうとし、親子、兄弟の間で意見が対立してしまいます。

コリン・ファレル演じるジミーがこれでもかという程の悪徳刑事。家庭では良き夫、良き父であるだけに、そのギャップがすごい!

見どころは、やはりエドワード・ノートン VS コリン・ファレルの息詰まる対決でしょう。

家族を愛する父を演じたジョン・ヴォイトも存在感たっぷり。ちなみにジョン・ヴォイトは、アンジェリーナ・ジョリーの父親。

ラストは何とも暗く、重いムード・・・。でも、私は嫌いじゃないです。

それにしてもエドワード・ノートンはいいなぁ。年齢を重ねてますます渋くなった、というか深みが出てきた感じがします。ちょっとロバート・デ・ニーロに似てきたかも(・∀・)


Pride and Glory Trailer

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