「ザ・スピリット」は、「シン・シティ」の原作者兼監督(ロバート・ロドリゲスとの共同監督)であるフランク・ミラーの監督作品。
私はもともとアメコミ映画が好きで、「シン・シティ」も面白かったので、この「ザ・スピリット」も観てみたいと思ってました。
アマゾンのレビューを見ると、かなり評価が低いようですが、私は結構面白いと思いました。
主人公のスピリット(ガブリエル・マクト)は、町の平和を守る不死身のヒーロー。
確かにマスクをしたその外見はヒーローっぽいのですが、警察と協力して事件の調査をするという地味なヒーローだったりします。
なぜスピリットが不死身になったのか、スピリットの正体は何なのかというのは映画の中で明かされます。
スピリットの宿敵オクトパスを演じるサミュエル・L・ジャクソンが、かなりコミカルな演技をしているのでビックリしました。そういうキャラではないと思っていたので。
オクトパスもスピリットと同じく不死身。序盤で二人が思い切り戦うシーンがあるのですが、ケガはするものの死なないので、もう何でもアリで思わず笑っちゃいます。
脇を固める女優陣が美人揃い。スピリットの恋人エレンを演じるサラ・ポールソン、オクトパスの右腕シルケン・フロスを演じるスカーレット・ヨハンソン。
でも、一番魅力的だったのは、スピリットの元恋人で宝石泥棒のサンド・サレフを演じたエヴァ・メンデスかなぁ。
ストーリーは「シン・シティ」ほどのダークさがない分、ちょっと軽い感じはしますが、映像はアメコミの世界を上手く表現していたと思います。
ちなみに「ザ・スピリット」の原作者はフランク・ミラーではなく、ウィル・アイズナーという漫画家。
The Spirit – Theatrical Trailer
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