どこで見たのか忘れてしまったけれど、予告編を観て、夫が面白そうだと言っていた映画『ザ・タウン』をレンタルして観ました。ベン・アフレック監督&主演。正直言って、俳優が監督でそのうえ主演も自分がやっちゃうような映画にそこまで面白いものはない・・ような気がする。例えば、クリント・イーストウッド。前にも書いたかもしれませんが、クリント・イーストウッド監督の映画は、イーストウッドが主演じゃない『ミスティック・リバー』や『チェンジリング』、『インビクタス』などの方が私は好きです。ただ単に私がイーストウッドが苦手なだけだったりして(笑)。
だけど、監督としてのベン・アフレックには期待していました。というのも、初監督作品『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が面白かったから。ちなみに『ゴーン・ベイビー・ゴーン』の主演はベンの弟ケイシー・アフレック。
結論から先に言うと、『ザ・タウン』は面白かったです。『ゴーン・ベイビー・ゴーン』もよかったけど、それ以上。
『ザ・タウン』の舞台は、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』と同じくボストン。主人公ダグ(ベン・アフレック)が住む街、タウンはお世辞にも治安がいいとは言えない。ダグは幼なじみのジェム(ジェレミー・レナー)らと共に銀行強盗や現金輸送車の襲撃を繰り返していた。ある銀行に強盗に入った際、ジェムが女性支店長のクレア(レベッカ・ホール)を人質として連れ去る。クレアには目隠しをし、途中で開放したものの、クレアが同じタウンの住人だと知ったジェムは、クレアを始末しようとする。
強盗はしても殺しはごめんだというダグは、ジェムの代わりに自分がクレアの様子を探る。しかし、コインランドリーでクレアと言葉を交わした事がキッカケでダグはクレアと付き合い始めてしまう。本気でクレアを愛するようになり、自分の人生を変えたいと強く願うようになったダグは足を洗って、タウンを出ようとするが、ジェムとタウンの元締めファーギー(ピート・ポスルスウェイト)は、ダグが抜けるのを決して許そうとはしない。クレアの存在を知られたダグは、ファーギーの言いなりになるしかなかった・・・。
ベン・アフレックも悪くないけど、頭に血が上ったら何をしでかすか分からないジェムを演じたジェレミー・レナーの狂気じみた演技がよかった。ジェレミー・レナー、どこかで見たことあったかなと思ったら、『ハート・ロッカー』でした。それにファーギー役のピート・ポスルスウェイトやダグの父親を演じたクリス・クーパーなどのベテラン俳優の存在感はさすが。映画のストーリーもさることながらキャストが素晴らしい。
ダグたちには、FBI捜査官フローリー(ジョン・ハム)の捜査の手が伸びているのにも関わらず、現金輸送車を襲撃したりするのはさすがに無謀だと思ったけど、ダグがこれを最後に足を洗おうと決めた大仕事でとうとう窮地に追い込まれてしまいます。まあ、そりゃそうだ。でも、そこからがまた面白かったというか、ジェムがね、悪党らしいカッコよさでよかったです。最後の最後までどうなるんだろうと思ったけど、やっぱりこうじゃなきゃっていうラストで私的には納得。こういう爽快なラストは大いにアリです。
映画が面白かったので、原作も読んでみたくなりました。
ベン・アフレック初監督作品も面白い。
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コメント
『ザ・タウン』 事件のたびに変わるのは?
【ネタバレ注意】
『ザ・タウン』を観た翌々日、再び映画館に足を運んで『ザ・タウン』を観た。こんなことは初めてである。
1度目は大いに楽しんだ。2度目は脚本の妙に感心…
ザ・タウン/ THE TOWN
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